私の好きな作家 安部公房
私は文学が好きだが、良いと思った作品を見つけたら定期的に読み続けている(それこそ一年の間に何度も読み返す)。
その中でも特に好きな作家 安部公房 の作品について語っていこうと思う。
まずは彼の作品で好きなものを挙げてみよう。
長編小説では
‣壁(S・カルマ氏の犯罪/バベルの塔の狸/魔法のチョーク)
‣人間そっくり
‣第四間氷期
‣方舟さくら丸
‣カンガルー・ノート
である。
これは好きな順位、でもある。
次に、短編小説では以下である。
こちらは順番は無い。
‣水中都市
‣空中楼閣
‣賭
‣友達(長編としてもいいかもしれない)
‣R62号の発明
といったあたりだ。
安部公房氏はシュールレアリスムといって、まあ、わかりやすく言うと現実社会の常識を超越した何かを表現しているような作品を書いており(「変身」の作者カフカあたりも共通する)、時に難解で「?」となることもあるのだが、比較的分かりやすい「現実超越感」を(勝手に作った造語であるが汲み取っていただければ)感じられるのではないだろうか?
特に上記に挙げたものは私でも好きになれる分かりやすい作品だと思うのでぜひオススメしたいのである。
※外国の作家だが、なんとなく作風が近い感じのガルシア・マルケス、上に挙げたカフカなどの作品も読んだが、私には難しすぎて良くわからなかった・・・。文化の違いは常識の外れ方(?)も違うのだろうか・・・・。
次回から各作品について、極力あらすじやネタバレはしないように、あくまで読後の私の感想(どういったところがオススメなのか)について紹介していこうと思う。